2008年11月4日火曜日

[37signals] 過激なアイディア: 有料化せよ

(原文: A radical idea: Charge people for your product

Farhad Manjooが『Facebookの過激なビジネスプラン:有料化という道』[Slate]で、企業はサービスを有料化すべきだという「いささかまともではない」提案をしている。

David(訳注: 37signalsの従業員で、Ruby on Railsの作者として知られるDavid Heinemeier Hansson)はインタビューを受け、なぜ「利益を上げために代価を取るということが、みんなはそう思ってないだろうが、本当はクールな事」なのか? という点について説明している。
[Hansson:] 「客が君の製品やサービスに対して金を払う、それで利益をあげるんだよ! 単純極まりないけど、これでうまくいくんだ」。もちろん37signals自身がこの考えを思いついた訳ではない。「こういったやり方は長年にわたって、実際もう何百年にもわたって我々が耳にしてきたやり方であり、たいがいの企業はこうして稼いできた。でもなぜかWebの世界では、そういう考え方が失われてしまったんだ」という点についてもだ。

「人は勝算というものについてきちんと考えるということをしないものだ」とHanssonは言う。「宝くじを当てる人は常に存在する。けど、宝くじを山ほど買いに出かけるというのが良い財政戦略だということにはならない」

Hanssonは言う、Web起業家は、いつの日かどかんと回収することを夢見てベンチャーキャピタルから大量の資金を調達する(宝くじを山ほど買い込む)のではなく、大多数の非Web起業家が行っているのと同じやり方、すなわち小額の元手で、まずは良い製品、客が喜んで金を払うような魅力的な製品を作るというやり方で始める方が良い、と。その後、時間をかけて、客から得たお金を使ってより多くの客を生み出せるよう製品の改良や他の製品の開発を行う、これがビジネスに対するより多くの投資を産む。これは、人類が経済活動に携わってきた何千年にもわたって非常にうまく機能してきたことが証明されているサイクルなのだ。
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なお『Die Kraft des Mittelfingers』[brand eins] に、37signalsに関する最近の記事(ドイツ語)がある。ドイツ語が話せなくても要点は掴めるだろう
David Heinemeier Hansson ist vulgär, und das ganz bewusst. Seine “Fuck you! ”- und “That’s bullshit”-Sprüche setzt er dosiert ein, wenn er Gesprächspartnern seine Sicht der Dinge nahebringt.
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