(原文: Why an 'iPod killer' will never kill the iPod)
競合他社がiPodキラーと称して自社の新しいMP3プレイヤーの広告を出すたび、Appleはほくそ笑んでいるに違いない。こういった広告が出るたびに、人々は市場のリーダーは誰なのかということを思い起こし、Apple製品を使ってみたいとそそのかされるのだから。
もしiPodキラーになろうと、単なる良く出来た音楽プレイヤーではなくiPodキラーになろうとするつもりならば、まず第一にAppleという言葉から離れることだ。結局のところ、Appleという言葉がiPodを他のプレイヤーとは違う何か特別なものにしているのだから。よって、卓越した工業デザイン、iTMSをも圧倒するコンテンツカタログ、iTunes以上のUXといったもので勝負するしかないということになる。
でもこいつはまず無理な高望みというものだ。いまだにそんな結構なものは世に出ていないという事からしてそれは明らかだし、近い将来そういった状況になるということもないだろう。
他社の音楽プレイヤー部門にもはや参入の余地は無い、と言っているわけではない。市場リーダーであるAppleのまねをしてそのポジションを得ようとか、そのためには「ウチのはAppleのより良い」とでも言っときゃ良いとか考えてるようではひどい目にあうよ、と言っているだけだ。
AppleやiPodといった記述を、gorillaやblockbusterといった感じの、君の関与している分野のものに置き換えてみてごらん。君だってZuneみたいにはなりたくないだろ?
2008年11月13日木曜日
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