『ツンデレ相対性理論』なんですが、やはり数式そのものに萌えてこそだと思うわけです。そこにツリ目や貧乳というイコンを置くことで達成されるのは、目的(理論)への接近ではなく手段(イコン)への接近でしかないと思うわけです。カスガさんが描く『虚航船団』に萌え狂っている私が言うのもなんなんですけどねw。虫ピンの話なんかもうね、いい歳したオッサンが夜中にボロボロ泣いてしまったわけでして。
筒井御大の目的は、物語云々より記号そのものに対する感情移入の可能性を問うことであり、それは充分に達成されているのですが、カスガさんの目的は、最初から萌え絵という感情移入しやすい記号を用いることで物語を掘り下げることにあるように思えます。その姿勢は DADoES を BLADE RUNNER に仕立て上げた HAMPTON FANCHER を私に思い起こさせるんですわ。オマージュってのはこうでなくちゃね。
2010年1月22日金曜日
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