2010年4月30日金曜日

[Adobe] 駄目だこいつ…早くなんとかしないと…

[WSJ Blogs - Digits] Highlights: The Journal’s Exclusive Interview With Adobe CEO

上がアホだと下は苦労しますな。突っ込みどころ満載のインタビューをご提供いただき、誠にありがとうございます。全部について突っ込むのも野暮かと存じますので3項目にとどめさせていただきます。
Mr. Narayen says that the difference is that Adobe believes in open content.

ナラヤン氏は、(AppleとAdobeの)違いは、Adobeはオープンコンテンツに信頼を置いている点にあると語っている。
いつから「オープン」という言葉は単なる御題目になってしまったのだろう。「オープン」を免罪符のように振りかざす奴らはたいがいスーツ側なんだが、おそらく彼らにとってのそれは、なんかよくわからんけど効果がありそうな魔法の呪文、といった程度の認識でしかない。彼らの言う「オープン」は、ギークが口にする地に足の着いた「オープン」ではなく、実体のない単なるマーケティング用語なのだ。
Speaking about Mr. Jobs's assertion that Adobe is the No. 1 cause of Mac crashes, Mr. Narayen says if Adobe crashes Apple, that actually has something "to do with the Apple operating system."

ジョブズ氏の、Macがクラッシュする原因の第一位はAdobeだという主張に関してナラヤン氏は、もしAdobe製品がApple製品をクラッシュさせているとしても、実際のところは「 AppleのOS側に問題があるから」なのだと語っている。

ここまで来ると、もう、子供の喧嘩ですな。AdobeがAppleに肘鉄くらわせてからもう10年以上経つわけだが、その間に進行したMac版製品の劣化ぶりとやる気の無さは、私などがここでくどくど述べる必要が無い程、御馴染みになっているわけですがね。「フラッシュ」で「クラッシュ」って、誰がうまい事いえとw
Responding to a question about Mr. Jobs's assertion that Adobe is a closed platform, Mr. Narayen chuckles. "I find it amusing, honestly. Flash is an open specification," he says.

ジョブズ氏がAdobeはクローズドなプラットフォームだと主張していますが?と言う問いかけにナラヤン氏はフフンと笑いながら答えた「そこは笑うところですか、いやマジでw。Flashの仕様は公開されてますよ」
偉そうな口たたくのはFlex SDKだけでまともな開発が出来るようにしてからにしてくれませんかね。結局のところ、Flex Builder(Flash Builderだっけ?)を買わんとまともに開発出来ないんですけど、これって笑うところですかw

追記: インタビューでナラヤン氏が批判している、ジョブズの公開書簡"Thoughts on Flash"は、MacBuddyさんがいちはやく和訳しておられます

2010年4月29日木曜日

[メモ] たぶんこういうことです

「神よ! お応えください! 私の人生は何故かくも苦難に満ちているのですか?」

「あぁ、それ罰ゲームだからw」

[メモ] Today is the holiday of "Brightness and Peace", here in Japan.

[kaourantin.net] H.264 hardware decoding in Mac OS X

John Gruberが取り上げていたこの記事を見て、今日は「昭和の日」なんだなということを改めて思い知らされたわけです。そうなんですよ。現下の争いはあくまでも「偉いさんの戦争」でしかないんです。現場の人間はね、上の思惑なんてどこ吹く風で、粛々と為すべきことを為しているんです。彼らに栄光あれ。

[メモ] BlackBerryよ、お前もかw


頭の悪さを逆手に取るっていうやり方は嫌いじゃないっすけどね。でもまぁ、サンプリング対象を現行ユーザに絞れば、これを見てドン引きするってのが8割でしょう。何このソフトキーボードw自己否定かよwwwwってな感じでね。全く、なんでこうも、表面だけを見てUXという本質を見ない会社が多いんだろう。マジ不思議なんっすけど。

[Geek And Poke] もひとつおまけに

[Geek And Poke] Modern Nightmares

これのことですな。おまけがメインってねw、お子様じゃないんですからw

[Google] やっぱりGoogleたんはこうでなくちゃね!

[The Register] Google blesses Hadoop with MapReduce patent license

まだ「俺たちのGoogleたん」は生きていた。こんなに嬉しいことはない。

ここのところ相次いでいた「らしくない」振る舞いは、やはり、獅子身中の虫どもの所行だったわけだ。物量面で他に圧倒的な差を付けているからこそ出来た大盤振る舞い、という穿った見方ももちろんありえるんだろうが、まぁ、細けぇことはいいんだよw。ここは単純に喜び、Googleたんに万歳三唱しようじゃないか。

2010年4月28日水曜日

[Google] 焦燥感アリアリ

[NYT] Google’s Andy Rubin on Everything Android

John Gruber も取り上げているこの一文からはGoogleの焦りが伝わってくる。
Mr. Rubin also addressed many other topics — like whether consumers actually care if their mobile phone software is “open” or not. He insisted that they would, comparing closed computing platforms to totalitarian governments that deprived their citizens of choice. “When they can’t have something, people do care. Look at the way politics work. I just don’t want to live in North Korea,” he said.

ルービン氏はまた、消費者達はモバイル用ソフトが「オープン」であるか否かを実際に気にするものなのだろうかといった点についても多くの話題を提供してくれた。彼はクローズドなプラットフォームを全体主義的な政府、つまり市民から選択の自由を取り上げる政府に喩え、人々はオープンであるかどうかを気にするだろうと主張した。「そういったものを手に入れられないようであれば、人々はすごく不安に思うだろう。政治の仕組みというものを見れば一目瞭然だ。私は北朝鮮なんかに住みたくない」と彼は語った。
的確な喩えは的確な観測と判断によりもたらされるという事からもわかるように、頓珍漢な喩えというのは正気の不在を意味しております。Apple憎しの一念が、かって比類なき玲瓏を誇ったGoogleをして狂気へと走らしめている。「オープン」というのは思った程オープンではない、という認識がようやく世間にも浸透し始めたこんにち、「オープン」というメッキに頼るのはしんどくなってきているようだ。UXという土俵では勝ち目が無いと判断し、ロビー活動+ネガキャンという安易な道へ向かうことにしたのだろうか。

同社に関しては
[NewTeeVee] Will Samsung Jump on the Google TV Bandwagon?
というネタも上がって来まして、法則発動か?というまさに一触即発の状況になっております。

2010年4月25日日曜日

[Programming] お前にはテストドリブン開発すらなまぬるい by ケンシロウ

[SQLite Home Page] How SQLite Is Tested

コードが67,200行でテストコードが45,678,300行ですか。組み込みで良くやっていた「m行n列の有限オートマトンで状態遷移を記述して虱潰しにテストを書く」なんていうやり方ではもう追いつけそうにないところまで来ているようですな。ここまでくると「テストコードを書くとターゲットコードを吐いてくれるシステム」が必要なんじゃないかとさえ思えて来ます。最近のユニットテストツールでは、もうそういうのが出ているんですかね。

そういえばこれって、自然言語処理における「意味解析が出来ないと形態素解析が出来ない」というジレンマに似てます。つまり「鶏と卵」問題だということです。ということは上手くやれば前方参照とそのフィードバックという手法が使えるわけです。が、「上手くやれば」ってのがね、うん。まだまだ、やることand/orやれることは一杯ありますな。

2010年4月24日土曜日

[Google Chrome] 何故そこまで拘る?

例のpkasting氏のコメントによると、
all the changes, from hiding http to changing the theme color to changing the shortcut keys, will be returning to the Dev channel in a few weeks and we'll have the M6 cycle to tweak, fix, experiment with, and evaluate them.
とのことで、version 6でまたこの「改悪」が復活する模様。うむ、これで決定だ。もう二度とChromeをインストールする事はあるまい。この手のインチキデザイナーが幅を利かすようになったらプロジェクトはオシマイだよ。

2010年4月23日金曜日

[Google Chrome] それなら最初からマージすんなよ

[Google Chrome Releases] Dev Channel Update
Various UI features related to the url bar/ omnibox have been removed from this release (e.g. http:// truncation, star icon, etc...)
とのことなんだがイシューリストには4月14日にWontFixでクローズされたという表示が残っているだけ。なにそれ、閣内不一致ってやつですか。いくらdev版とはいえそりゃ無いだろ、何のためのメーリングリストだよ。とりあえずやって見て、怒られたらやめるっていう手法が通じるようなプロジェクトじゃないんだからさ。

Chromeは削除済みなので私にはもう関係無いんですけど、ネタとしては面白いんでGoogle Chrome Releasesブログは今後も購読させていただきます。ネタとして聖教新聞とってるヤツの気持ちがよくわかりましたわw

2010年4月21日水曜日

[Google Chrome] やってらんねー

AdDictというChrome拡張機能を公開していたのだが、Chrome開発陣の腐れっぷりに愛想が尽きたので公開を停止しギャラリーからも削除した。この問題への対応を見て、Chrome開発陣の性根が良くわかりましたんでね。なかでも、pkasting@chromium.orgなる人物の発言には、正直言って、目を疑った。「ウチは民主主義じゃねぇんだよ(キリッ」ってアンタねw。どんだけ自分とこのUIに自信があるかは知らんが、でけぇ口たたくのはApple以上のUXを提供出来るようになってからにしてくれや。

Flash統合の件なんかもそうなんだが、Googleはどんどん、技術主導の会社から政治主導の会社に変貌しつつある。俺たちゃそんなアバズレにゃ興味ねぇよ。「マップリデュース!」の呪文で俺たちをメロメロにさせたGoogleたんはどこに行っちまったんだ。

今回の件にしても、WebKit2の発表にビビって、慌てて付け焼き刃のしょーもない変更を加えただけなんじゃね?という印象がある。そこにはポリシーもなければテクノロジーも無い。ただ不毛で下衆な対抗心があるだけだ。そんな会社にUXなんて作れるわけねぇだろ。

2010年4月20日火曜日

[Google] なりふり構ってらんないのよ by ミサトさん

[NYT - Pogue's Posts] Android Tries Harder

先日のバラマキっぷりからも明らかな事なんですが、本当に必死っすね。まぁ、お金ってのはあるうちに使わなきゃね。そのうちすぐなくなるから安心してくださいw

[メモ] ホラーな勘違い

液体洗剤を体液洗剤と読んでしまい、鳥肌が立ったんですわ。いや、それだけなんすけどねw

で、思い浮かんだのがナチス謹製ユダヤ人石鹸の話。リンク先にもある通り、これってどう考えてもネタなんだよね。人体由来の脂肪をグリセリドに加工するために必要なコストを考えれば、効率的には工業製品レベルの出荷量には遠く及ばない、なんてことはちょっと計算すりゃわかる事なんですわ。だいいち、原材料として必要な量を考えれば、当時のユダヤ人ってどんだけメタボやねんということになってしまう。これってユダヤ人にとって不名誉極まりないことだと思うのだが如何?

まぁ、戦争に負けるってのは、こういう風説を流されても文句が言えなくなるって事なんだわな。

[37signals] 世間が真っ直ぐに進むとき、TBSはその斜め上を行く

(原文: TBS zags when everyone else zigs

時として、しきたりというものは単なる惰性である。みんながそうしているからというだけの理由で同様に処理されているだけなのだ。だからこそ「木目に逆らって」進む事でビジネスチャンスが産まれる。

TBS が番組の「集積物」(これについては、こちらの記事で言及されている)をうまく利用している、というのが良い例だ。何百ものケーブル放送チャンネルの中から TBS を突出させているのは、同じ番組をブロック単位で放送するというこのやり方なのだ。

例えば、TBS は月曜日の8時から11時までのプライムタイム3時間ぶんを「ファミリー・ガイ」6話分の再放送で埋めている。火曜日は同じパターンを「ジ・オフィス」でやる。水曜日は、黒人に幅広い支持層を持つタイラー・ペリーの制作する3時間のオリジナルコメディ「タイラー・ペリー・ナイト」だ。

「私達はテレビのしきたりからちょっと飛び出してみたのさ」とクーニン氏は語る。「私達は水平思考の番組作り、つまりたれ流しを目的とした番組作りはしない。私達は番組の集積という垂直思考のもとで番組を作っているんだ」

賢いやり方だ。誰もが身に覚えのある事だろうが「ファミリー・ガイ」「マッド・メン」「ロスト」等の DVD を手に腰をおろし、 複数のエピソードをぶっ続けで見るのは、本放送とはまたひと味違う視聴体験が得られるものなのだ。「24」の新シーズンの DVD が出ると週末に全然顔を出さなくなるヤツがいるというのは良くある話だ。

というわけで、他のネットワーク各社が「正しい」番組制作手法にとらわれている一方で、TBSはしきたりを破り、従来とは異なる視聴者層に食指を伸ばしたのだ。みんなと違う方向へ進む、の良い例だ。このやり方は上手くいっている。TBS は 18〜34歳の視聴者の間でナンバーワンのケーブルチャンネルなのだ。

2010年4月19日月曜日

[Google Chrome] マジでかんべんしてください

Chrome の dev 版なんだが、アドレスバー(omni bar って言うんだっけw)から http:// が抜かれ、
www.google.co.jp/ig?hl=ja
といった具合に表示されるようになった。URL 全体をコピーすると http:// が付加されるようなので、単なる表示上の処理ということになるわけだが、実はちょっと困ったことになっている。

例えば、本来 http://www.google.co.jp/ig?hl=ja となっている URL の http://www.google.co.jp/ だけをコピーするといったことが出来ないのだ。URL の一部分をコピーした場合は http:// が付加されないという仕様になっているらしい。よって http://www.google.co.jp/ というURLにしたければwww.google.com/ をコピーして「手作業で」頭に http:// を付加するしか無い。なんやそれw。正直、ワケわからん。一体、今回の変更には何のメリットがあるんだ?

この変更は既に話題になっており、the NEXT WEB でも紹介されていた。その中で引用されているこの記事を見て更に驚いたのは、今回の変更がもたらしている「ftp スキームな URL における Chrome の奇妙な振る舞い」についてであります。dict スキームな URL を呼び出す拡張機能を作っているわたくしといたしましては大いにビビったわけで、早速チェックしてみたのだが、幸いにも影響は無い模様。おどかさんといてw、で済ませたいところだが、これではっきりしたのは「今回の変更において、スキームの表示に関する明確なポリシーは無い」ということであり「小手先の調整」であるということだ。うーむ、上だけでなく現場も脇が甘くなっちまったのか?

おおかた「Mobile Safari の真似をしてみました」というレベルでしかないんだろう。PC とモバイルをごっちゃに考えているようで、流石は「UI は作れても UX は作れない会社」と言われるだけの事はありますな。議論の舞台となっているイシューリスト41467番もガンガンスレが伸びているんだが、現時点のステータスは「それは仕様です」のまま。あちゃーw

2010年4月18日日曜日

[メモ] そうなんだよなぁ


[9GAG] Flash is DEAD!

結局、一度手になじんでしまったツールってのはなかなか手放せないもんなんだろうな。「悪貨は良貨を駆逐する」ことはあってもその逆はまず無いし、そもそも「より良いものが生き残る」なんていう考え方が的外れだってことは「何故ペケロクは生き残らなかったんだ?」という問いからも明らかなんだよね。「良い」に関する尺度は恣意的に成らざるをえないわけでして。

ふ〜、なんとかならんもんかねホンマw

2010年4月17日土曜日

[メモ] 龍馬シンパにはロクな奴が居ねぇ


kottke.org で紹介されていた、この1941年に撮影された写真を見つつ「こりゃ勝てんわ」とニヤニヤしながら考えていたわけです、明治維新以降の我が国のことを。

全くいつになったら教科書にきちんとした記述がなされるんでしょうかね。原爆を2発もぶちこまれ、高度経済成長とやらを通じて国民の大半が消費者と言う家畜に成り下がり、挙句の果てに緩慢な死を迎えることになった原因は明治維新にあるんだっていう記述が。

2010年4月16日金曜日

[メモ] わかってくださいよー

"Don't be evil." の逆は "Be good." じゃない。"Don't be good." だ。彼らはもう善悪の彼岸に居るんだってことを我々は忘れるべきじゃない。味方であると同時に敵なのだ。

[Google] せめてこの手で引導を渡してやりたいってか

[NewTeeVee] Did Google Just Kill Ogg Theora?

なるほど、先日のTheoraへの投資の件って、要は、鬼子であるTheoraを引き取った上で飼い殺しにするということなんか。On2買収が2月に完了した時点で既に、TheoraコミュニティはGoogleにとって目の上の瘤になっていたということですな。結局のところ、自社でコントロール出来なきゃヤダっていう姿勢においてはAppleと同じってことだ。こういった姿勢をとりつつ、opennessとやらを旗頭に掲げるわけだ。

は〜、ここまでくると何がproprietaryで何がopenなのかワケわからんわ。やっぱりRMSは正しかったよ。free softwareとopen sourceの間には越えられない壁がある。

2010年4月15日木曜日

[メモ] 異論は認めんw

iPadで外付けキーボードを使うのは邪道。

2010年4月13日火曜日

[Microsoft] はいはいわろすわろす

[KIN.com] IT'S NICE TO MEET YOU.

「ページをSilverlightで構築しなかった」というのが実に英断。勘違いデザイナーがFlashでシコシコ作りましたというメッセージがストレートに伝わってきて、実に感動的です。「目の付け所」がロゴを載せているあたり、これまた「もののあはれ」というものを感じさせます。

婉曲的な物言いというのは疲れますね。やめます。え?ちっとも婉曲的じゃない?そんなことないっすよw。それにしても、スペックとかフィーチャーについて掘り下げる気にすらなれないのは何故でしょうねー。下手な鉄砲云々は、確固とした柱がある場合ならまだ有効なんですけど、うーん、そんな余裕あるんでしょうか先生? ラインナップ乱立で互いに足引っ張り合ってどうすんだよとw

[メモ] Flash はさっさと消えてくれ

window.getSelection() 出来ないとかもうねw。というかもう HTML5 だけでいいよマジで。"write once, run anywhere" なんていう夢を信じていいのは小学生までだよねーw そんなの嘘っぱちだってのは Java でわかったはずだろ?

金が目当てであれば、歯ぁ食いしばってObjective-Cで書いて、死屍累々なAppStoreに放りこめば済むこと。私はそんなの御免蒙るんで、レッドオーシャンにはおさらばして、全てWebアプリにしちまった。課金システム?そんなんどうにでもなるよ、多分ねw

2010年4月12日月曜日

[Google] 二枚舌

[ars technica] Google boosts open video by funding ARM Theora codec

video タグでぬけぬけと H.264 を再生しておきながらのこの振る舞い。こういうやり方のことを、普通、二枚舌とか二股と言うんだが。

Mozilla は「理想に殉じる」という覚悟のもとで Theora に賭けたのだが、それとは違った動機がこの施策の背後に見える。これは単なる人気取りであり、Openness という看板に theora サポートという新しいステッカーを追加したいだけなのだ。Google にとってはゴミ程度でしかないはした金で、汚れの目立ってきた看板のアラを隠せるのだからホクホクだろう。

あれもこれもの八方美人的戦略は滅びの前兆であり、誰からも好かれるってのは誰からも嫌われるということに他ならんのに。

2010年4月9日金曜日

[Apple] 世間から見えないところで、戦争は続くよどこまでも

[DARING FIREBALL] New iPhone Developer Agreement Bans the Use of Adobe’s Flash-to-iPhone Compiler

John Gruber が述べている通り、今回の施策は Flash CS5 や MonoTouch といった特定の敵をターゲットにしたものではなく、メタフレームワークそのものの締め出しを意図したものだ。この記事の後にアップされた
[DARING FIREBALL] Why Apple Changed Section 3.3.1
でも
"what Apple does not want is for some other company to establish a de facto standard software platform on top of Cocoa Touch."
Apple が嫌っているのは、他社が Cocoa Touch フレームワーク上に構築したソフトウェア環境がデファクトスタンダードになってしまうことなのだ。
と記している。

Apple の一見強引にも思えるこの作戦の背後にあるのは、やはり、
自分でコントロール出来ない領域の存在を許さない、という Apple の伝統なのだろう。いつまで水平分散の夢を見てるんだオマイらw、UX 第一で考えるんならウチの垂直統合モデルしかねぇだろ、という御神託といったところか。

ということで、本件で一番顔が青ざめたのは Adobe でも Microsoft でもなく、Google なのだろう。openness という錦の御旗が真正面から切りつけられたわけだからね。ガジェットが Geek のおもちゃからコモディティへと変わりつつあるこんにち、そんな御威光だけでは Geek すらついてこなくなるというのは明白。まぁ、こんなカモがいるうちはまだまだ安泰でしょうけどねw

2010年4月8日木曜日

[メモ] 必死だなwとか余裕こいてんじゃねぇよ

[YOMIURI ONLINE] 平沼新党、ネーミングは「たちあがれ日本」

「年寄りの冷や水」ならぬ「じじぃのフルオッキ」であり、逆を返せば若手の萎えっぷりである。年寄りは後進に道を譲れなどと間抜けなことをぬかしている暇があったらこの爺さん達を見習え。自ら手を汚し泥にまみれる覚悟などさらさら無く、逆に、何の苦労も無く手に入れた地盤にすがりつくお前らにはわかるまい。おまえのことだよ K。あぁ、二人いるな。二人ともだなw

2010年4月7日水曜日

[メモ] 逆だ、逆

「貧すれば鈍す」じゃなくて「富むれば鈍す」だよ。必要以上の金なんて贅肉に他ならんわけでね。レッドモンドの某社然り。404の某氏然り。そしてマウンテンビューの某社もまた同じ轍にはまりつつある。

量の追求は質の追求を阻害し疎外する。積み上げたその頂に待つのは虚無しか無い。自らの重みに押しつぶされる赤色巨星なんてのは御免蒙るよ。

[メモ] そういや4日はイースターだったんだな

[finalventの日記] なんか隔世の感があるな

recursionネタは知らなかったっす。会社はキナ臭くなっても、現場の人は相変わらずということで嬉しい限り。「もしかして」は基本的にスペルチェッカな筈なので、レーベンシュタイン距離=0の場合の特例としてrecursionを入れときましたよheheという実装になってるのかな。

[Geek And Poke] 失敗した時の言い訳を最低一つは確保しておくこと

[Geek And Poke] Project Management Made Easy - Part 89

「で、上に言ってやったのさ、開発メンバーを30人追加しないと納期に間に合いません、ってね。でもぶっちゃけ、私が恐れているのは最悪のケースなんだよ」

「実際に開発陣を増やしてもらって、結果を出さなきゃならなくなった場合のこと?」

「うん」

2010年4月6日火曜日

[Google Chrome] JAROに怒られまっせw

[the NEXT WEB] Probably the best Google Chrome advert you’ll see.

いや、ワタシこういうの嫌いじゃないっすけどw

[Google] baramaki 2.0

[the NEXT WEB] Google To Give Every I/O Attendee An Android Phone Pre-Conference

数を頼むというのはGoogleの伝統であり、膨大なサンプルから統計的に有意なものがごくわずかでも得られれば御の字という芸風は大好きなんですが、今回のこれはちょっと違うんじゃないかと。「去年もやったことだし別にいいんじゃね」という気もするんですが、なんかワゴンセールぽい。

2010年4月5日月曜日

[Microsoft] 出来の悪い中華MMOみたいなことしはりますなw

[cnet] Microsoft's big gamble with free Office

あーあ、やっちゃったよw ソフトに関して頭のゆるい、じゃなかった、財布のひものゆるい年寄連中から金を巻き上げると言うのが唯一残されたビジネスモデルだったのにね。

アイテム課金でウハウハなんてやり方にはアホしかひっかかりませんって。あ、そうか、そっちにターゲット変更したのか。まぁ世の中、アホはいっぱいおりますからこれで安泰ですね。ご健闘をw

関連記事: [一言居士] いまどきの生産性ツールとは何か?

[メモ] 完全に死亡フラグ立った

[the NEXT WEB] Twitter Going Mainstream in Japan, FujiTV Introducing New Drama Featuring Twitter

いつの時代でも、こういった分り易い反面教師と言うのは有り難いものです。これまで地下活動を続けてきたアンチソーシャル派 developer も一層奮起することでしょう。時は来たれり、今こそアンチソーシャルの旗を掲げん。

[メモ] 結局こういうことです

ハレの読書は紙の本でします。ケの読書はiPadでします。「瓦」版の延長線上にあるものは全て、文字通り、画面を持った "slate" で読まれるようになるってことです。えぇ、買いましたよ、『ばらかもん』も『男子高校生の日常』も。これぞ『FREE』の思う壺ってヤツですな。『リューシカ・リューシカ』はやく出ないかな。

2010年4月4日日曜日

[Google] よく見りゃ似てるこの二人

Flash Player プラグインの統合が行われてからというもの、めっきりChromeを使う回数が減ってます。YouTube の視聴ページ等で顕著なんですが、どうやらページに Flash コンテンツが含まれている場合、読み込みが終わるまではインタラクション全般がブロックされるようで、これはちょっときついっす。あーあ、だからこんな某社への当て付けみたいなことしなきゃよかったのに。時期が時期だったし、何らかのいやがらせをしておく、じゃなかった、手を打っておく必要があったと言うのは理解できますけどね。

まぁdev版は人柱用ですから仕方ないっすよ。中国も真っ青な人海戦術でわしわしとChromiumを開発しているグーグル先生のことですから、すぐに「修正」してくれることでしょうw

2010年4月3日土曜日

[メモ] たのむでホンマ

とりあえず「ひらがなで書いときゃ万事OK、ふりがな振っときゃ万事OK、というわけでレコードにyomiフィールドを追加します」という頭悪すぎな発想をなんとかしろ。どうせyomiは全て人力で入力っていうオチだろ? 人件費誰が出すんだよw

「種」が「シュ」なのか「たね」なのかはコンテキストに依るんだぜ。そしてコンテキストすなわち意味というのは人間が恣意的にコンテンツに付与するもんなんだぜ。日本人はそれが良くわかってたから外国語を飲み込んでもそれを全て自分の血肉とすることが出来たのに、その成果を捨てるっていうのかよ。

チューリングマシンごときのために日本語捨てろってか? ひとりでやってろボケ。


とでも言っとかなアカンのではないかと思う今日この頃。

たしかに日本語だけの問題ではないです。bow が弓なのか舳先なのかはコンテキストに依るわけで、この程度ならマルコフ連鎖で統計的に何とかなりそうなんですが、結局は、意味というものが本来的に縛り付けられている恣意性と言うものの前に膝を屈するのではないでしょうか。その恣意性をも楽しめるよう整備されたライブラリが文学ってもんなんですけどねぇ。クヌース先生の言う Literate Programming ってのは、本来、そっちを目指してたのかなぁ、とか思う春宵。

[メモ] 「銀の弾丸などない」もまた銀の弾丸ではない

ある人が「せやから言うたやん。知なんていうあやふやなもんに立脚すんのはやめときぃって」と、絶対計算万能説を唱えてましたよ。あんなん集合知ちゃいますって!集合痴ですって!

[Geek And Poke] アホが選んだプロマネがこれまたアホでしてw

[Geek And Poke] The Seven Strategies Of Project Management - Part 1

全くです。プロジェクト運営の基本は「現実から目を背け、お花畑な希望にすがる」であります。某国の政府を見てりゃこのことがよくわかります。「真の」プロマネは、雑魚どもがデスマにのたうちまわろうが、プロジェクトが破綻しようが、そんなことは気にしません。大事なのは自分のフトコロだけですからw

[メモ] Jason Kottke is Tsutsui 2.0?

[kottke.org] Lorem iPad

素晴らしい。言うまでもなく元ネタは Lorem ipsum なわけですが、ちりばめられた "CEO Steve Jobs" とか "battery life" とか "HTML5" といった「いかにも」なキーワードによって、ハナモゲラ的・デタラメ外国語的な面白さが増幅されております。

ちなみに Jason Kottke に関する私の第一印象は「歯並びの良いピンチョン」でした。

2010年4月2日金曜日

[メモ] オッサンにしかわからないネタはやめなさいってw

[TUAW] Dual booting Mac OS X on iPad

コナミコマンド入れろって、なにそれw。最後の2進数は "41 70 72 69 6C 20 46 6F 6F 6C 73" ということで、まぁ、そういうことですな。普通の人間には興味なしということで、ハルヒ的な素晴らしい営業戦略だと思います、マジで。

[メモ] しょーもないこと

cloud って could のアナグラムなんだよね。つまり・・・うわなにをするやめrくぁwせdrftgyふじこlp;@:

[Greasemonkey] YouTube ダウンロードリンク表示スクリプト


yagarさんのスクリプトが対応するまでの繋ぎということで、とりあえず動くところまでざっくりと。エラーチェックってなに?それおいしいの?ということでGitHubに上げておきました。人柱上等な方はどうぞ。youtube_adddownloadlinks.user.js
// ==UserScript==
// @name YouTube_AddDownloadLinks
// @namespace
// @description Adding download links above the player region.
// @include http://*youtube.com/watch*
// @version 0.1.0
// @author outZider
// ==/UserScript==
(function() {
var formats = [
{fmt: 37, dsc: "MP4(HD1080p H.264/AAC)", available: false},
{fmt: 22, dsc: "MP4(HD720p H.264/AAC)", available: false},
{fmt: 18, dsc: "MP4(iPod H.264/AAC)", available: true},
{fmt: 35, dsc: "FLV(高 H.264/AAC)", available: false},
{fmt: 34, dsc: "FLV(低 H.264/AAC)", available: false},
{fmt: 6, dsc: "FLV(高-old H.263/MP3)", available: false},
{fmt: 5, dsc: "FLV(低-old H.263/MP3)", available: true},
{fmt: 17, dsc: "3GP(高 MPEG4/AAC)", available: true},
{fmt: 13, dsc: "3GP(低 H.263/AMR)", available: true}
];
var t = "", video_id = "";
var flashvars = document.evaluate("id('movie_player')", document, null, XPathResult.ORDERED_NODE_SNAPSHOT_TYPE, null);
var args = flashvars.snapshotItem(0).getAttribute("flashvars").split("&");
for (var i = 0; i < args.length; i++) {
if (args[i].match(/^t=/)) {
t = args[i].split("=")[1];
}
else if (args[i].match(/^video_id=/)) {
video_id = args[i].split("=")[1];
}
else if (args[i].match(/^fmt_url_map=/)) {
var fl = decodeURIComponent(args[i].split("=")[1]).split(",");
for (var j = 0; j < fl.length; j++) {
var v = parseInt(fl[j].split("|")[0]);
for (var k = 0; k < formats.length; k++) {
if (formats[k].fmt == v) {
formats[k].available = true;
}
}
}
}
}
var al = document.createElement("div");
al.style.padding = "4px";
al.style.MozBorderRadius = "6px";
al.style.backgroundColor = "#ddd";
var ht = "";
for (var i = 0; i < formats.length; i++) {
if (formats[i].available) {
ht += "<a href='http://" + location.host + "/get_video?video_id=" + video_id + "&t=" + t + "&fmt=" + formats[i].fmt + "'>" + formats[i].dsc + "</a>";
}
else {
ht += "<font color='#bbb'>" + formats[i].dsc + "</font>";
}
ht += "&nbsp;&nbsp;";
}
al.innerHTML = ht;
document.getElementById("watch-headline").appendChild(al);
})();

2010年4月1日木曜日

[メモ] そりゃ10年かかるわなw

DaughterLoid - Text-to-Speech for Japanese

このデモを見て、速攻でダウンロードして、README読んでようやく気付いたのだ、今日は4月1日なのだということに。されど、我が生涯に一片の悔い無し。

[Firefox] 用意周到か過剰コンプライアンスか

[HACKS.MOZILLA.ORG] privacy-related changes coming to CSS :visited

こりゃまた思い切ったことをしはりますな。getComputedStyle()以外にも visited なリンクをセレクタで取り出す方法は結構あるんで、虱潰しにやっていくしかありませんな。他のブラウザの挙動も併せて調べとかんといかんわけで、ちょっとうへぇな感じ。まぁ、W3Cの尻拭いは現場で何とかするという気概は見上げたものですが。