John Gruber が述べている通り、今回の施策は Flash CS5 や MonoTouch といった特定の敵をターゲットにしたものではなく、メタフレームワークそのものの締め出しを意図したものだ。この記事の後にアップされた
[DARING FIREBALL] Why Apple Changed Section 3.3.1
でも
"what Apple does not want is for some other company to establish a de facto standard software platform on top of Cocoa Touch."と記している。
Apple が嫌っているのは、他社が Cocoa Touch フレームワーク上に構築したソフトウェア環境がデファクトスタンダードになってしまうことなのだ。
Apple の一見強引にも思えるこの作戦の背後にあるのは、やはり、自分でコントロール出来ない領域の存在を許さない、という Apple の伝統なのだろう。いつまで水平分散の夢を見てるんだオマイらw、UX 第一で考えるんならウチの垂直統合モデルしかねぇだろ、という御神託といったところか。
ということで、本件で一番顔が青ざめたのは Adobe でも Microsoft でもなく、Google なのだろう。openness という錦の御旗が真正面から切りつけられたわけだからね。ガジェットが Geek のおもちゃからコモディティへと変わりつつあるこんにち、そんな御威光だけでは Geek すらついてこなくなるというのは明白。まぁ、こんなカモがいるうちはまだまだ安泰でしょうけどねw
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