2010年5月12日水曜日

[メモ] ようやく腑に落ちた

現在のGoogleとAdobeが胡散臭い理由は「オープン」というものをあたかも崇高なる目的のように我々に思わせようとしているからなのだ。オープン性なんて手段に過ぎないのに。

思うに、これは民主党と同じ手口だ。政権交代なんてものは手段に過ぎないし、重要なのはその先にあるものなのに、彼らは政権交代自体が目的でありゴールなのだと世間に思い込ませる事にまんまと成功した。彼らが、その先にあるもの、すなわち真に目的とすべきものについて全くビジョンを持っていなかったというのは、良識ある者ならば前々からわかっていた事だし、そうでない者も現状のこのザマを見るに至ってようやく知るに至った。

政権交代さえすりゃなんとかなる、オープンにすりゃなんとかなる、という詐欺師がほぼ時を同じくしてしゃしゃり出て来たというのは、いわゆるシンクロニシティなのだろうか。

2010年5月11日火曜日

[メモ] バイオレンス/ゴア部門かよw

[kottke.org] Hardcore nudity in Babies documentary

コーヒー噴いた。どうしてくれるんすかKottke先生w。でも、これも、笑い事じゃ済まなくなるわけでしてね。

[INSIDE GOOGLE] この結果をどう説明するんですかGoogle先生?

[INSIDE GOOGLE] Can Google explain this search result?

多分、SEO的には「ありふれたキーワード」「ページランクアルゴリズムから見て妥当」といった「合理的な」説明がつくことなんでしょう。Bing.comでは2位になっているというランキングについても、少なくとも日本においては、"INSIDE GOOGLE"というありふれたキーワードにより、他の有象無象に埋もれています。

とは言うものの、この件に関してはあまりにも怪しい点が多いのです。Googleリーダーでの登録数を見ても、INSIDE GOOGLEはわずか2人しか登録してません。そのうちの一人は私なので、まだβ版だからという点を差し引いても、この数の少なさは異常です。本家のConsumer Watchdogも、現時点でわずか118人しか登録がありません。谷山浩子先生より少ないなんてありえんでしょ(先生、ネタにしてしまってすみません)。 そこには当然、筆者のJohn M. Simpsonが念頭に置いているであろう「Googleによる恣意的なランキング操作」が感じられるわけです。

ですが、今や問題はGoogleが恣意的に操作をしているかどうかなんていうチンケなレベルをはるかに越えてしまいました。この記事でも言及されているように、Googleが"Too big to fail"な存在になりつつある、もしくは既になってしまったことこそが問題なのです。アンチトラストの矛先をAppleに向けさせたのはロビー活動の成果なんでしょうが、世間の目を欺き続けるというのは難しいですよ。"Don't be evil"の賞味期限もそろそろ終わりですし、見せかけの「オープン」という化けの皮もはがれてきましたので、これから大変ですね。

[メモ] ミソもクソも一緒かよw

フローとしてのメディアは全てビットに移行するが、ストックとしての、アーカイブとしての、そして語り部としてのメディアは絶対に無くならない。部分の総和が必ずしも全体を意味しないのと同様、フローをいくら積み上げてもストックにならないのが現実というものだ。フローをストックにするには、編集が、悪く言えば抽象捨象という改竄が必要である。我々は恣意性という害毒なしには、個人レベルでも社会レベルでも、現実を認識する事は出来ない。神ならぬ、我ら死すべき人の身は、現実を現実のままに認識出来るほど上等な生命体ではないのだから。

これは恐らく、人間におけるDACの精度の問題とかじゃなくて、方法論の問題だ。現状のハード・ソフト構成手法に拘り続ける限り、我々は量子化誤差から逃げられないし、現実の帯域を前に、いつまでたっても折り返しノイズという幽霊に悩まされ続けることになる。

面白いのは、ビットの世界では人が語り部になるという点だ。つまり、情報が主で人が従ということである。これは一種の先祖還りであり、メディアというものが、ぐるっと一周してアルタミラ以前に戻ったのだとも言える。人そのものがメディアになるということであり、プレヒストリーへの回帰なのだ。ヒストリーにおいてはフィクションが、恣意性が作り出したフィクションが社会を繋ぎ止めて来た。それが無くなるという事は、つまり、身も蓋もない社会がまたやってくるということなのだろう。それは楽しみであり、同時に、恐怖である。

関連記事:[メモ] 結局こういう事です

2010年5月10日月曜日

[メモ] 自戒として

It's everything, they say.
The end of a perfect day.
Distant light from across the bay.

Googleには全てがある。だがそれは蜃気楼だ。デジタル化されたものなど現実のほんの上澄みに過ぎない。タイムリーなネタで言うならば「現実の『本の』上澄みに過ぎない」とも取れるわけなんだが、こういった「コンテキストという蜃気楼を蜃気楼にする技術」「意味を越えて意図に達する技術」に関しては、どこを買収すれば手に入るんでしょうかね、Google先生。

20年前の私であれば「人生自体が蜃気楼なんだから全然問題無いっす」とかぬかしていたんだろう。当時の自分を張り倒したくもなるが、同時に、仕方ないかとも思うわけで、やはり、これはどうしようもない事なのだろう。全ては幻と嘯いて達観ぶるのも良いが、幻と呼ぶにはあまりにも重い「記憶」というものを、我々年寄りは背負ってしまった。幻だったはずのものが、重いしがらみとなった。

で、何が言いたいかというと「Googleとは距離を置け」ってことだ。人によっては「Twitterとは距離を置け」ということになるんだろう。目の前にあるものを現実だと思うな。現実はそのむこうにある。どうしてもデジタル化出来ないものが、確かに、現実には存在するのだ。

2010年5月6日木曜日

[Greasemonkey] YouTube ダウンロードリンク表示スクリプトを改良しました

以前、間に合わせで書いたスクリプトなんですが、ファイル名にタイトルが自動的に入るようにしました。コピペする手間やファイル名として使えない文字を気にする必要が無くなったので、個人的には気に入ってます。いつもと同様GitHubに上げておりますので、人柱上等な方はこちらからどうぞ。youtube_adddownloadlinks.user.js

リンクをクリックするだけでセーブが行われます。これまでの「右クリック→別名でリンク先を保存」だとタイトルがファイル名に入らないので注意して下さい。なお、ファイル名として利用出来ない文字はアンダースコア(_)に変換されます。

以下、技術面に関していくつか
  • このハックは基本的に、ダウンロードを本来のダウンロード処理ではなくXMLHttpRequestを自前で発行する事で処理し、その上でdocument.location.hrefを捏造する事でセーブ時のファイル名を変更するというものです。
  • どういうわけか、GM_xmlhttpRequestでないと、この挙動を引き出せないようで、new XMLHttpRequest()で作成したリクエストでは駄目でした。このことからも想像が付きますがSafari+GreaseKitでは残念ながら上手く動作しません。
  • readyState==2|3の場合は一旦abort()を呼んでいますが、これはreadyState==4だけを待つようにすると、ダウンロードが完了するまでずっと待たされるハメになるからです。当たり前といえば当たり前なのですが、最初、onloadで処理してハマってしまいましたので、老婆心ながら一応。

2010年5月5日水曜日

[メモ] これぞ表現主義

[The Economist] Redrawing the map

表現主義を「現実をねじ曲げて表現する」ものとして捉えるのは皮相的に過ぎる。「現実こそがねじ曲げられるべきである」という主張が表現主義の本質である。

現実はユークリッド幾何学に従って表現されなければならぬという考えはカビ臭い強迫観念だ。重力ですら光を曲げるのだから、観念が、脳という幻影発生器が、現実をねじ曲げて「まともに」見せているに過ぎないと考える事に何の落ち度があろう。

(Via [kottke.org] Redrawn European map)

2010年5月4日火曜日

[Google] いよいよ?

[THE NEXT WEB] Google invests in company that predicts the future. No one saw it coming.

BumpTop買収も相当頭に血が上ってる感じだったのですが、ここまで来るともう正気を疑うしかない。金融工学のカモにされるのがオチですな。いつまでもあると思うな親と金w

[Geek And Poke] もうやめて!参照カウンタはゼロよ!

[Geek And Poke] Simply Explained

で、着ようと思ったTシャツは既にダングリングポインタになっているというわけですな。ガベコレも整理整頓もコストがかかりますから、極力、不要不急なものは確保しないというミニマリスムで行くのがいいっすねw

2010年5月1日土曜日

[メモ] Mathew Ingram氏の卓見

[GigaOM] Carol Bartz Is Right: Google Does Need to Diversify

単なる宣伝用バズワードに成り下がった偽りの「オープン」に疑いを抱く私にとって、"Open vs. Closed: In the Ongoing Battle Over Control, How Much Is Too Much?” から始まった、Ingram 氏による一連の "Open vs. Closed" シリーズは実に示唆に富んだ逸品であり、遅まきながら、氏の発言に注目するようになった。

この記事は "Open vs. Closed" シリーズとは別物であるが、Yahoo の CEO である Carol Bartz 女史の BBC 向け談話を採り上げてその趣旨に賛同するとともに、鼻の利く市場関係者のコメントを2つ紹介し、Google が直面している危機的状況を明らかにしている。過去最高の収益という眼前の事実だけを見ていると、水面下で着実に進行している危機を打開出来ずにいる Google の焦燥感を見落とす事になるということなのだ。氏の "danger of imploding" という表現は、単なる「体制の危機」というよりは、赤色巨星が自らの重力に押しつぶされる様を思い起こさせる。

ゴシップと提灯記事の寄せ集めになってしまった TechCrunch などとは明らかに一線を画する、クオリティペーパーたるにふさわしい GigaOM の品位は、Ingram 氏のような卓見の持ち主によって支えられているのだろう。