2010年4月30日金曜日

[Adobe] 駄目だこいつ…早くなんとかしないと…

[WSJ Blogs - Digits] Highlights: The Journal’s Exclusive Interview With Adobe CEO

上がアホだと下は苦労しますな。突っ込みどころ満載のインタビューをご提供いただき、誠にありがとうございます。全部について突っ込むのも野暮かと存じますので3項目にとどめさせていただきます。
Mr. Narayen says that the difference is that Adobe believes in open content.

ナラヤン氏は、(AppleとAdobeの)違いは、Adobeはオープンコンテンツに信頼を置いている点にあると語っている。
いつから「オープン」という言葉は単なる御題目になってしまったのだろう。「オープン」を免罪符のように振りかざす奴らはたいがいスーツ側なんだが、おそらく彼らにとってのそれは、なんかよくわからんけど効果がありそうな魔法の呪文、といった程度の認識でしかない。彼らの言う「オープン」は、ギークが口にする地に足の着いた「オープン」ではなく、実体のない単なるマーケティング用語なのだ。
Speaking about Mr. Jobs's assertion that Adobe is the No. 1 cause of Mac crashes, Mr. Narayen says if Adobe crashes Apple, that actually has something "to do with the Apple operating system."

ジョブズ氏の、Macがクラッシュする原因の第一位はAdobeだという主張に関してナラヤン氏は、もしAdobe製品がApple製品をクラッシュさせているとしても、実際のところは「 AppleのOS側に問題があるから」なのだと語っている。

ここまで来ると、もう、子供の喧嘩ですな。AdobeがAppleに肘鉄くらわせてからもう10年以上経つわけだが、その間に進行したMac版製品の劣化ぶりとやる気の無さは、私などがここでくどくど述べる必要が無い程、御馴染みになっているわけですがね。「フラッシュ」で「クラッシュ」って、誰がうまい事いえとw
Responding to a question about Mr. Jobs's assertion that Adobe is a closed platform, Mr. Narayen chuckles. "I find it amusing, honestly. Flash is an open specification," he says.

ジョブズ氏がAdobeはクローズドなプラットフォームだと主張していますが?と言う問いかけにナラヤン氏はフフンと笑いながら答えた「そこは笑うところですか、いやマジでw。Flashの仕様は公開されてますよ」
偉そうな口たたくのはFlex SDKだけでまともな開発が出来るようにしてからにしてくれませんかね。結局のところ、Flex Builder(Flash Builderだっけ?)を買わんとまともに開発出来ないんですけど、これって笑うところですかw

追記: インタビューでナラヤン氏が批判している、ジョブズの公開書簡"Thoughts on Flash"は、MacBuddyさんがいちはやく和訳しておられます

2010年4月29日木曜日

[メモ] たぶんこういうことです

「神よ! お応えください! 私の人生は何故かくも苦難に満ちているのですか?」

「あぁ、それ罰ゲームだからw」

[メモ] Today is the holiday of "Brightness and Peace", here in Japan.

[kaourantin.net] H.264 hardware decoding in Mac OS X

John Gruberが取り上げていたこの記事を見て、今日は「昭和の日」なんだなということを改めて思い知らされたわけです。そうなんですよ。現下の争いはあくまでも「偉いさんの戦争」でしかないんです。現場の人間はね、上の思惑なんてどこ吹く風で、粛々と為すべきことを為しているんです。彼らに栄光あれ。

[メモ] BlackBerryよ、お前もかw


頭の悪さを逆手に取るっていうやり方は嫌いじゃないっすけどね。でもまぁ、サンプリング対象を現行ユーザに絞れば、これを見てドン引きするってのが8割でしょう。何このソフトキーボードw自己否定かよwwwwってな感じでね。全く、なんでこうも、表面だけを見てUXという本質を見ない会社が多いんだろう。マジ不思議なんっすけど。

[Geek And Poke] もひとつおまけに

[Geek And Poke] Modern Nightmares

これのことですな。おまけがメインってねw、お子様じゃないんですからw

[Google] やっぱりGoogleたんはこうでなくちゃね!

[The Register] Google blesses Hadoop with MapReduce patent license

まだ「俺たちのGoogleたん」は生きていた。こんなに嬉しいことはない。

ここのところ相次いでいた「らしくない」振る舞いは、やはり、獅子身中の虫どもの所行だったわけだ。物量面で他に圧倒的な差を付けているからこそ出来た大盤振る舞い、という穿った見方ももちろんありえるんだろうが、まぁ、細けぇことはいいんだよw。ここは単純に喜び、Googleたんに万歳三唱しようじゃないか。

2010年4月28日水曜日

[Google] 焦燥感アリアリ

[NYT] Google’s Andy Rubin on Everything Android

John Gruber も取り上げているこの一文からはGoogleの焦りが伝わってくる。
Mr. Rubin also addressed many other topics — like whether consumers actually care if their mobile phone software is “open” or not. He insisted that they would, comparing closed computing platforms to totalitarian governments that deprived their citizens of choice. “When they can’t have something, people do care. Look at the way politics work. I just don’t want to live in North Korea,” he said.

ルービン氏はまた、消費者達はモバイル用ソフトが「オープン」であるか否かを実際に気にするものなのだろうかといった点についても多くの話題を提供してくれた。彼はクローズドなプラットフォームを全体主義的な政府、つまり市民から選択の自由を取り上げる政府に喩え、人々はオープンであるかどうかを気にするだろうと主張した。「そういったものを手に入れられないようであれば、人々はすごく不安に思うだろう。政治の仕組みというものを見れば一目瞭然だ。私は北朝鮮なんかに住みたくない」と彼は語った。
的確な喩えは的確な観測と判断によりもたらされるという事からもわかるように、頓珍漢な喩えというのは正気の不在を意味しております。Apple憎しの一念が、かって比類なき玲瓏を誇ったGoogleをして狂気へと走らしめている。「オープン」というのは思った程オープンではない、という認識がようやく世間にも浸透し始めたこんにち、「オープン」というメッキに頼るのはしんどくなってきているようだ。UXという土俵では勝ち目が無いと判断し、ロビー活動+ネガキャンという安易な道へ向かうことにしたのだろうか。

同社に関しては
[NewTeeVee] Will Samsung Jump on the Google TV Bandwagon?
というネタも上がって来まして、法則発動か?というまさに一触即発の状況になっております。

2010年4月25日日曜日

[Programming] お前にはテストドリブン開発すらなまぬるい by ケンシロウ

[SQLite Home Page] How SQLite Is Tested

コードが67,200行でテストコードが45,678,300行ですか。組み込みで良くやっていた「m行n列の有限オートマトンで状態遷移を記述して虱潰しにテストを書く」なんていうやり方ではもう追いつけそうにないところまで来ているようですな。ここまでくると「テストコードを書くとターゲットコードを吐いてくれるシステム」が必要なんじゃないかとさえ思えて来ます。最近のユニットテストツールでは、もうそういうのが出ているんですかね。

そういえばこれって、自然言語処理における「意味解析が出来ないと形態素解析が出来ない」というジレンマに似てます。つまり「鶏と卵」問題だということです。ということは上手くやれば前方参照とそのフィードバックという手法が使えるわけです。が、「上手くやれば」ってのがね、うん。まだまだ、やることand/orやれることは一杯ありますな。

2010年4月24日土曜日

[Google Chrome] 何故そこまで拘る?

例のpkasting氏のコメントによると、
all the changes, from hiding http to changing the theme color to changing the shortcut keys, will be returning to the Dev channel in a few weeks and we'll have the M6 cycle to tweak, fix, experiment with, and evaluate them.
とのことで、version 6でまたこの「改悪」が復活する模様。うむ、これで決定だ。もう二度とChromeをインストールする事はあるまい。この手のインチキデザイナーが幅を利かすようになったらプロジェクトはオシマイだよ。

2010年4月23日金曜日

[Google Chrome] それなら最初からマージすんなよ

[Google Chrome Releases] Dev Channel Update
Various UI features related to the url bar/ omnibox have been removed from this release (e.g. http:// truncation, star icon, etc...)
とのことなんだがイシューリストには4月14日にWontFixでクローズされたという表示が残っているだけ。なにそれ、閣内不一致ってやつですか。いくらdev版とはいえそりゃ無いだろ、何のためのメーリングリストだよ。とりあえずやって見て、怒られたらやめるっていう手法が通じるようなプロジェクトじゃないんだからさ。

Chromeは削除済みなので私にはもう関係無いんですけど、ネタとしては面白いんでGoogle Chrome Releasesブログは今後も購読させていただきます。ネタとして聖教新聞とってるヤツの気持ちがよくわかりましたわw