やっぱWebKit系もやっとかんとね、ということでGoogle Chromeのdev版を入れてみたのですが、やはり気になるのは拡張機能の作りやすさ。ということで実際に作って確かめるためにこんなのを作ってみたわけです。
で、結論としては「Firefox(というかXUL)でExtensionを作っている人やGreasemonkeyでページをいじっている人にとってはストレスがたまるのでは?」という感じです。
content_scriptsの制限のきつさ
XMLHttpRequestもlocalStorageも直接には使えず、すべてbackground_pageを別途作製してsendRequestもしくはconnectしないと使えない、というのは異常に思えます。せっかくmanifest.jsonにpermissions設定があるのですからXMLHttpRequestくらいは直に使えるようにしてほしいところです。まぁcontent_scripts程度であればGreasemonkeyのChrome版でGM_系APIが実装されるまで待てということでいいんじゃないでしょうか。
コンテクストメニューへのアイテム追加などが出来ない
すくなくともドキュメントを見た範囲では出来ないようで、これはかなり痛い。UIをいじりたければWebKit APIを使えと言うことなのでしょうか。いずれにしてもXULのオーバーレイという一貫した設計思想とはかけ離れているようなので、また勉強し直しですな。
XUL慣れしているとかえってイライラする
これもGoogle側にしてみれば「おれにいわれてもなぁ」なので、仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。たとえば右クリックされた単語を拾うならばdocument.popupRangeParentとdocument.popupRangeOffsetを使うという定石がFirefoxでは使えるわけですが、Chromeではそんなプロパティは無いわけで、DOM Rangeで書き直しすることになりそうです。他にも「XULなら出来るのに」というのがどんどん出てくるんじゃないでしょうか。
まぁ「まだこなれていないだけだから気長にいこう」というのもアリなわけで、しばらくはちまちまと楽しませていただくことにします。
2010年2月20日土曜日
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