(原文: Verify your work with checklists)
先日、手術時の安全に関するチェックリストに病院が従えば手術における死亡者は3分の1まで減るとWHO(世界保健機構)が発表した。チェックリストという手法そのものは極めてローテクなやり方だ。患者の本人確認が適切に行われているか、適切な器具が利用可能になっているか、今どういった処置が行われているかをみんなが把握しているか、といったような質問事項がチェックリストに含まれている。
チェックリストがシンプルであればあるほど多くの命を救えるならば、チェックリスト作成技術というものもこれと同様に、私たちの得る成果を確実に向上させてくれると思う。というわけで、この研究発表と彼らのチェックリストを目にした後、37signalsにおける共通作業手順の全てに関するチェックリスト作りに取り組んでいる。
現在私たちは Backpack で、フィーチャが完成しているかを確認するためのチェックリスト、フィーチャを現地に配備する際の準備および配備実施のためのチェックリスト、フィーチャが現地で想定通りに動いているかを最終確認するためのチェックリストを利用している。
これらはみんなわかりきった事ではあるが、ちょっと気を抜くと忘れてしまうものばかりだ。過去において経験したミスを振り返ってみると、チェックリストを利用していれば未然に防げたりミスを犯す前に気付くことが出来たはずのものが多くある。
顧客の生命に関わると言ったものではないにせよ、少なくとも顧客のデータやサーバの安定稼働を確保するためにはどういったチェックリストが役立つのかを考えてみることだ。
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