var l = document.querySelectorAll("a");だけという、実にあっさりしたもの。御存知の通りChromeでは各タブおよび拡張機能ごとにプロセスが割り当てられるわけですが、どれくらいメモリ消費してるのかなと思いアクティビティモニタを見たところ
for (var i = 0; i < l.length; i++) {
if (!l[i].target) {
l[i].setAttribute("target", "_blank");
}
}
ということで、えらくメモリ食うんだなぁとびっくりいたしました。
確かに Firefox でも OOPP を初めとするプロセス分離作業が進められているわけで、各プロセス毎に分厚い土台を準備しなきゃならなくなるというのも時代の流れなのでしょう。
この驚きはあの時の驚きに似てます。C から C++ に移行した時、バイナリの肥大化にのけぞった時の驚きです。ただの Hello World が iostream にしただけで何でこんなにでかくなるんだよwというやつです。C は高級言語じゃなくて超高級マクロアセンブラだという説を心底納得出来たのもこの時でした。まぁ、libc からこのかた分厚い土台に支えられてきた人間がいまさらメモリ効率がどうこうなんて言えた義理じゃねぇだろ、というのも重々承知ではあるんですけどね。
で、こういった状況を鑑みまするに、今後は単機能な拡張機能を個別に数多く入れるという考え方よりも、色々な機能を詰め込んだ多機能な拡張機能を一つだけ入れるという考え方の方がメモリ効率的に良いということになります。「福袋的」というのはそういうことです。要るか要らないかは置いといて、とりあえず色々詰め込んどけという手法です。
でもやっぱりこの手法には違和感を感じざるを得ないんですわ。小人さんがわらわらと群がり手を取り合って仕事するというファンタジー的・明治合体チョコボール的世界、すなわち、コマンドをパイプでちまちまとつないでいく世界を知っている人間からしてみれば、上で述べたような福袋的アーキテクチャは「何このゴリアテw」「かっこ悪〜」となるんじゃないでしょうか。
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