(原文: Designed: Trademarks, Worldwide)
この件に関しては日本に軍配を挙げなきゃ。今日、厚手の紙にきらびやかな金箔と朱印が押されたウチの商標登録証が送られてきた。この傑作のことをいいふらしたいんだよねワタシ、とまわりに話し続けている:
ずば抜けてる。というのも、日本以外では世界中を見わたしてもこんな感じだから:
オーストラリア政府に感謝いたします。格別につまらない事例として上がってくれたことにね。
訳者コメント:
わざわざ手間暇かけてこういったことをする点にこそ日本文化の本質があるということ。文化をはかるメトリックのひとつに、どれだけ無駄を許容出来るか、というのがあるけど、システム構築における冗長性確保と同様、文化の懐の深さというものはこういった一見無駄に見えるものを大切にするところから産まれるらしい。
何が無駄で何が無駄でないか。この難しい問いに取り組んできた日本人は多い。侘び茶にしても俳諧にしてもこの問題に関する回答例として鍛え上げられ、こんにちの日本人も利用出来るオブジェクトになっている。含まれるメソッドのうちのいくつかはそのまま手軽に使えるけど、中にはvirtual宣言されたものもあり、こいつの実装はおまえがやるしかねぇんだよ、と利休がにやにやしている。
それにしても「クールジャパン」という言い方は勘弁してほしい。日本には「数寄」という、まさにこういったことを表現するのにぴったりな言葉があるのに。
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