[CNET Japan] MS vs グーグル:IEプラグイン「Google Chrome Frame」をめぐり舌戦
なんかこう、Microsoft の姿勢を見ていると、ブーメランが凄く得意な極東の某政党を思い出させるんですけど。
Google もこんなまどろっこしいやり方でなく Microsoft の尻を叩くやり方で進めた方が良いでしょう。まぁ IE に関しては放置プレイというのが、いろんな意味で一番良いんですがね。
2009年9月25日金曜日
[メモ] M&Aされる祖国を悼む
自分がドイツ人である事を慚じて死んでいったショウペンハウエルの気持ちが、今になってようやく、心底から理解出来る。国が滅びるとはこういうことなのだ。
俺はもう、自分の本当にやりたいことだけをやって生きる事にするよ。俺の人生の無聊を慰めてくれた人類の宝だけを友として生きる事にするよ。
ショバ代くらいは払ってやるから邪魔すんじゃねーぞボケが。
俺はもう、自分の本当にやりたいことだけをやって生きる事にするよ。俺の人生の無聊を慰めてくれた人類の宝だけを友として生きる事にするよ。
ショバ代くらいは払ってやるから邪魔すんじゃねーぞボケが。
2009年9月21日月曜日
[Geek And Poke] programme sauvage
[Geek And Poke] Microgeek
"Not just a tool" というのがこれまた効いてます。まずは設計からとかまずはクラス図きちんと描けとか言った感じの、対象をオブジェクトに矮小化することから始めろという思想にはもううんざりなんですわ。
"Not just a tool" というのがこれまた効いてます。まずは設計からとかまずはクラス図きちんと描けとか言った感じの、対象をオブジェクトに矮小化することから始めろという思想にはもううんざりなんですわ。
ラベル:
GEEK AND POKE,
programming
2009年9月20日日曜日
[メモ][html5] こっちみんな(AA略
[ZDNet] グーグル、「HTML 5」への積極的参加でマイクロソフトを賞賛
なんかイヤンですな。味方だと思ったらスパイだったとか、庇を貸して母屋を取られるとか。まぁ Google が味方ってのも実は怪しいわけですが。
なんかイヤンですな。味方だと思ったらスパイだったとか、庇を貸して母屋を取られるとか。まぁ Google が味方ってのも実は怪しいわけですが。
2009年9月19日土曜日
[37signals] 次世代の担い手達が膝を屈する時
(原文: The next generation bends over)
Intuit の Mint 買収報道にはマジでションベンちびった。
なんでこの件が気になるかって? これはベンチャーキャピタルどもが引き起こす癌、つまり我々が属する業界を蝕み、次世代を担う者達を駆逐する癌の兆候にほかならないと私は考えるからだ。細かい裏事情は知らんが、この買収は Mint の出資者が後押ししたものと思われる。賭けてもいいぜ。
老いぼれた現役に銃を突き付ける新人、というパターンが Mint にはある。銃を突き付けるだけでなく勝利を手にするというパターンもだ。この新人企業は素晴らしい製品・デザイン・潜在能力を持っていた。急速な成長を遂げ、この、収益向上というゲームを知り尽くしていた。彼らは産業の、既得権益者によって死に体を呈するに至った産業の、再構築を行いつつあった。
こういったことは彼らの競合会社である Intuit には皆無なことだ。Mint が創造を進める一方、Intuit にはひとかけらの創造もなかった。世間の人々は慣例と旧習に従って Quickbooks/Quicken(訳注: Intuit の主力サービスのこと)を使った。Mint 製品を使う人々は製品への愛着をもとに Mint 製品を使った。Intuit には不平不満があふれていたが、Mint は未来を切り開く破壊的テクノロジにあふれていた。
にもかかわらず「ここ10年にわたって個人向け資産管理サービス業界に君臨した Intuit が、来る10年も業界に君臨し続ける」ハメになったというのが今回のこの一件なのだ。Mint は業界においてすでに確固たる地位を得ていたが、その地位を1億7千万ドルで売却した。多額の報酬であることは間違いないし、彼らが費やした2年間の目的がそれだというのであれば、上手いことモノにしたなということになるが、私にはどうしても Mint にそういった意図があったとは思えない。Mint の潜在能力を考えればその程度のはした金で買収なんてありえないのだ。
Mint は、この業界におけるゲームの流れを変えることになるであろう次世代企業達の中でも、鍵を握るリーダーだった。今やそれが Intuit の、前世代における典型的企業である Intuit の、所有物となってしまった。何たる損失であろう。ニュータイプにとってこれが最善の選択だと? オールドタイプに隷属することが? じじいどものケツを蹴飛ばすという手はなかったのか? 何だってんだ一体?
素晴らしい製品を送り出している若い企業が年老いた大企業に吸収されるようなことが増えるにつれ、変革をもたらす次の世代の者達が失われていく。我々は知っているのだ、彼らは自分たちの製品がどれほど全世界の顧客を熱狂させることになるかを主張するためにプレスリリースを出す事も出来るし、買収を目指す会社がいかに莫大な資産を自分たちに注ぎ込むことになるかを主張することだって出来るのに、そんなことにはならないのだということを。開発は停滞し、製品の売り上げは失速し、素晴らしい製品を作り上げたスタッフ達は職場を去り、ボンクラだけが職場に居座ってこそこそ這いずり回る。常にそうなるわけじゃないが、大抵そうなる。
Thomas Jefferson はこう語った「周期的な変革が、最低でも20年に一度の変革が、政府の無病息災という健康の観点から見て必要である」と。このことはビジネスにおいて、より真実味を増す。我々に必要なのは新たなる血脈・新たなる企業・新たなるアイディア・新たなるアプリケーション・活気を失った産業に喝を入れる新たなるリーダーなのだ。古いものは新しいもののための肥やしとなるべきだ。
だが現状はといえば、古いものが新しいものを肥やしにしている。いいかげんにしやがれだ。さぁ、築き上げよう、じじいどもに喧嘩を売り、勝利し、我々に続く次の世代が追いつくまで戦場で持ちこたえ、我々全員にがんばれとハッパをかけてくれる偉大なる企業を。たとえ打ち倒されたとしても、何度でも、何度でも、何度でもだ。世の中を良くするにはそれしかない。
訳者コメント:
世界を覆うこの状況下、Jason のこのアジ演説を目の当たりにして、身につまされる思いをする人は多いだろう。
もはや誰もが当事者になってしまった。他人事で済まされなくなったわけだ。新陳代謝を軽視し、麻薬を打ち続けて痛みを誤摩化してきたツケがこのザマだ。
最悪なのは、これに乗じて偽りの変化を世界にもたらそうとする連中がしゃしゃり出てきたこと。目先にぶらさげられた「変化」なるものが麻薬どころか毒薬であることに気付けなくなる程に盲いた国民達の運命や如何に。
Intuit の Mint 買収報道にはマジでションベンちびった。
なんでこの件が気になるかって? これはベンチャーキャピタルどもが引き起こす癌、つまり我々が属する業界を蝕み、次世代を担う者達を駆逐する癌の兆候にほかならないと私は考えるからだ。細かい裏事情は知らんが、この買収は Mint の出資者が後押ししたものと思われる。賭けてもいいぜ。
老いぼれた現役に銃を突き付ける新人、というパターンが Mint にはある。銃を突き付けるだけでなく勝利を手にするというパターンもだ。この新人企業は素晴らしい製品・デザイン・潜在能力を持っていた。急速な成長を遂げ、この、収益向上というゲームを知り尽くしていた。彼らは産業の、既得権益者によって死に体を呈するに至った産業の、再構築を行いつつあった。
こういったことは彼らの競合会社である Intuit には皆無なことだ。Mint が創造を進める一方、Intuit にはひとかけらの創造もなかった。世間の人々は慣例と旧習に従って Quickbooks/Quicken(訳注: Intuit の主力サービスのこと)を使った。Mint 製品を使う人々は製品への愛着をもとに Mint 製品を使った。Intuit には不平不満があふれていたが、Mint は未来を切り開く破壊的テクノロジにあふれていた。
にもかかわらず「ここ10年にわたって個人向け資産管理サービス業界に君臨した Intuit が、来る10年も業界に君臨し続ける」ハメになったというのが今回のこの一件なのだ。Mint は業界においてすでに確固たる地位を得ていたが、その地位を1億7千万ドルで売却した。多額の報酬であることは間違いないし、彼らが費やした2年間の目的がそれだというのであれば、上手いことモノにしたなということになるが、私にはどうしても Mint にそういった意図があったとは思えない。Mint の潜在能力を考えればその程度のはした金で買収なんてありえないのだ。
Mint は、この業界におけるゲームの流れを変えることになるであろう次世代企業達の中でも、鍵を握るリーダーだった。今やそれが Intuit の、前世代における典型的企業である Intuit の、所有物となってしまった。何たる損失であろう。ニュータイプにとってこれが最善の選択だと? オールドタイプに隷属することが? じじいどものケツを蹴飛ばすという手はなかったのか? 何だってんだ一体?
素晴らしい製品を送り出している若い企業が年老いた大企業に吸収されるようなことが増えるにつれ、変革をもたらす次の世代の者達が失われていく。我々は知っているのだ、彼らは自分たちの製品がどれほど全世界の顧客を熱狂させることになるかを主張するためにプレスリリースを出す事も出来るし、買収を目指す会社がいかに莫大な資産を自分たちに注ぎ込むことになるかを主張することだって出来るのに、そんなことにはならないのだということを。開発は停滞し、製品の売り上げは失速し、素晴らしい製品を作り上げたスタッフ達は職場を去り、ボンクラだけが職場に居座ってこそこそ這いずり回る。常にそうなるわけじゃないが、大抵そうなる。
Thomas Jefferson はこう語った「周期的な変革が、最低でも20年に一度の変革が、政府の無病息災という健康の観点から見て必要である」と。このことはビジネスにおいて、より真実味を増す。我々に必要なのは新たなる血脈・新たなる企業・新たなるアイディア・新たなるアプリケーション・活気を失った産業に喝を入れる新たなるリーダーなのだ。古いものは新しいもののための肥やしとなるべきだ。
だが現状はといえば、古いものが新しいものを肥やしにしている。いいかげんにしやがれだ。さぁ、築き上げよう、じじいどもに喧嘩を売り、勝利し、我々に続く次の世代が追いつくまで戦場で持ちこたえ、我々全員にがんばれとハッパをかけてくれる偉大なる企業を。たとえ打ち倒されたとしても、何度でも、何度でも、何度でもだ。世の中を良くするにはそれしかない。
訳者コメント:
世界を覆うこの状況下、Jason のこのアジ演説を目の当たりにして、身につまされる思いをする人は多いだろう。
もはや誰もが当事者になってしまった。他人事で済まされなくなったわけだ。新陳代謝を軽視し、麻薬を打ち続けて痛みを誤摩化してきたツケがこのザマだ。
最悪なのは、これに乗じて偽りの変化を世界にもたらそうとする連中がしゃしゃり出てきたこと。目先にぶらさげられた「変化」なるものが麻薬どころか毒薬であることに気付けなくなる程に盲いた国民達の運命や如何に。
2009年9月18日金曜日
[メモ] 長いものには巻かれろってか
[asahi.com] 民主批判から一転、農水次官「献身的に大臣支えたい」
朝臣達が曹操を魏王に立てると言い出した時に尚書の崔琰は反対して言った「時勢か、時勢か。定めし変事がおこるであろう」
密告によりこれを耳にした曹操は崔琰を捕え牢に入れた。崔琰は牢内でも曹操を逆賊と罵り続けたが、曹操の命により杖で打ち殺されたという。
朝臣達が曹操を魏王に立てると言い出した時に尚書の崔琰は反対して言った「時勢か、時勢か。定めし変事がおこるであろう」
密告によりこれを耳にした曹操は崔琰を捕え牢に入れた。崔琰は牢内でも曹操を逆賊と罵り続けたが、曹操の命により杖で打ち殺されたという。
[Apple] どうもヤバい
[YouTube] Incredible, amazing, awesome Apple
着眼点の良さ・編集の上手さに依る部分は大きいし、プレゼンなんて所詮こんなもんですという感は確かにあるけど、ここまでくると、なんかこうね、「逃げて〜」という感じがひしひしとね。
ネタ切れなのかな。Jobs と同様、Apple の創造性は痩せ衰えていく一方なのだろうか。Apple の DNA は既に継承済だと思っていたのだが。
着眼点の良さ・編集の上手さに依る部分は大きいし、プレゼンなんて所詮こんなもんですという感は確かにあるけど、ここまでくると、なんかこうね、「逃げて〜」という感じがひしひしとね。
ネタ切れなのかな。Jobs と同様、Apple の創造性は痩せ衰えていく一方なのだろうか。Apple の DNA は既に継承済だと思っていたのだが。
2009年9月17日木曜日
[メモ] 粛清内閣・いじめ内閣
ここぞとばかりに好き放題しとりますな。突っ込みどころが多すぎて、全くどうしたものやら。
とりあえず爆笑させてくれたものとして、平野によるネット閉め出しがあります。期待に違わぬ壊れっぷりで、就任早々、マニフェストを反古にしやがりました。
これに続いて原口の電波利用料大幅値下げカードや新聞への公的資金投入カードが出せれば、既存マスコミ大本営発表化コンボの完成ですな。
いやはや、これがあの軍靴の響きってやつですか。
長島さん、こいつらを放っておくようでは貴方も同類だと思われますよ。「何の面目ありて祖宗の神霊に相見せんとはする」という事態になってからでは遅いのです。
とりあえず爆笑させてくれたものとして、平野によるネット閉め出しがあります。期待に違わぬ壊れっぷりで、就任早々、マニフェストを反古にしやがりました。
これに続いて原口の電波利用料大幅値下げカードや新聞への公的資金投入カードが出せれば、既存マスコミ大本営発表化コンボの完成ですな。
いやはや、これがあの軍靴の響きってやつですか。
長島さん、こいつらを放っておくようでは貴方も同類だと思われますよ。「何の面目ありて祖宗の神霊に相見せんとはする」という事態になってからでは遅いのです。
2009年9月14日月曜日
2009年9月10日木曜日
[Apple] 変な方向に進んでいる
[Apple] 新しいiPod nano
[CNET Japan] 大幅な機能強化で地盤を固める「iPod nano」--ビデオカメラ、FMラジオなどが追加に
なんでこんなAppleでなくても作れそうなものを作る? 何この派手な幕の内弁当?
なんか怪しい。まだ隠し玉があるんだろうか。
[CNET Japan] 大幅な機能強化で地盤を固める「iPod nano」--ビデオカメラ、FMラジオなどが追加に
なんでこんなAppleでなくても作れそうなものを作る? 何この派手な幕の内弁当?
なんか怪しい。まだ隠し玉があるんだろうか。
[37signals] コミュニケーション改善について
(原文: On communicating better)
先週我々は、8月の始めに見つかったセキュリティホール不正利用に関するやりとりにおいてあいまいな態度をとったことで、文字通り石炭の上を引きずり回される様な非難(drag a person over the coals)にさらされた。
問題はRuby on Railsにあることが判明した。このセキュリティホール不正利用は(自社と他社の)多くの製品に影響を与えた。本件は初期の調査が済んだ後に Rails セキュリティチームが引き受け、最初の報告があがってきてから数日のうちに根本原因に対するパッチが適用された。
修正は即座に行われたのに、コミュニケーションが不完全だった
問題は我々が終始、任務遂行の際のコミュニケーションに関して駄目駄目だった点にあった。我々は最初に脆弱性を報告してくれた人物とのコミュニケーションを怠り、社内でも怠り、公の場でも怠っていた。
完璧なセキュリティとは動きまわる標的のようなものだ。新たなセキュリティホール不正利用とそれに対するセキュリティ保護方法の発見は長い時間をかけて現れてくる。それらはOS上で、ブラウザ上で、フレームワーク上で、組み込みシステム上で、商用ソフト上で発生する。ソフトウェア産業に携わる者なら誰であれ、時々こういった問題に対処する必要が出てくる。重要なのは、問題をきちんと把握し、適切な部署に解決を委託し、問題の深刻度と優先度に応じて適切に対処し、関係者全員で包み隠さず連絡をとりあうことだ。誰かがセキュリティに関する問題を報告する時、彼らは解決の助けになりたいという意図のもと、報告してくれる。この点を忘れないことが我々にとって重要なことだ。
改善にむけて
なんでこうなったかを徹底的に吟味した後、我々はセキュリティ報告の取り扱いに関する社内プロセスの再検討を開始した。これはまだ始まったばかりの長期プロジェクトだ。短期で達成出来そうなものの中に、37signals.com のセキュリティ関連ページにおいていかにしてみんなとコミュニケーションをとるか、という再検証作業があった。
(時々こうするのが健康に良いことだというのは明らかなので)顏をぱちぱち叩いて目を覚ましてみると、使っている文言がよろしくないのだということがはっきりした。我々は、こんなもんだろう、という先入観にとらわれていたようだ。言葉足らずなものが何行かあった。こんなページにしようなどとは誰も思ってもいなかったのに、変えようというところまでは誰も気が回らなかった。今こそ刷新の時だ。
古いバージョン
「重要なデータを失う事は絶対にありません」「データが危険にさらされる事はありえません」「いつでもデータにアクセス出来ます」といったセリフは言うは易しだが、「絶対に」「ありえない」「いつでも」なんてのはセキュリティの世界ではありえない。何10億ドルもするセキュリティシステムが組み込まれた政府・銀行のコンピュータでさえ危険にさらされる可能性はあるのだ。誇大広告という手もありなんだろうが、我々はそうするつもりはない。
我々が約束出来るのは、我々がセキュリティの問題を真剣に受け止めているという事、我々がデータの安全とセキュリティを確保する為に多額を投じているという事、我々が今後もセキュリティの促進に専念するという事だ。社内の調査体制、社外の調査体制、パッチの適用、セキュリティ研究機関の報告に基づいた実践、耳を傾ける事。これらは我々がセキュリティ確保に専念する為の手段のほんの一部だ。
以上の事を肝に銘じた上で、見出し・本文・顧客が目にするセキュリティ関連のメッセージを書き直した。以前一緒に作業を行ったことのあるセキュリティ関連会社にも助言を求めた。問題はまだ残っているが文言は改善された。これなら表に出しても良いだろう。
現行の新しいバージョン
「データを失う事は絶対にありません」の代わりに「我々はデータを保護します」と言い換えた。「危険にさらされる事はありえません」の代わりに、物理的なセキュリティについて説明した(本文は前と同じものをコピーしたのだが、前の見出しは実際のところ全然内容にそぐわないものだった)。「いつでも」の代わりに「重要システムについて冗長性を確保しました」と言い換えた。曖昧な言葉ではなく意味の通る言葉にしたので、より良いものになった。
標準のセキュリティ関連ページの更新に加えて「セキュリティに関するお客様からの声」ページを作成した。このページではセキュリティ報告の提供に関するプロセスの詳細とセキュリティ報告の取り扱いがどのように行われるかについての説明が行われている。脆弱生について報告してくれた人とセキュリティ改善に協力してくれた人の名前の一覧も加えるつもりだ。
絶え間なき前進
我々のこれまでに打った手の中には他にも、セキュリティに関する専用窓口を設けた事、セキュリティ問題の報告を行う為の特別なメールアドレス(改竄を防ぐ為に公開鍵を用いる)を作成した事、適切な人に問題報告書をまわせるようにするためにより良い社内向けプロセスを作った事、問題報告のためにより良い社外向けプロセスをシステムに実装した事などがある。
もちろん広報ページの文言を刷新することと実際のセキュリティ問題とには何の関わりもないが、いかにしてコミュニケーションを図るかということがセキュリティ問題と大いに関わりがある事は間違いない。我々はこれまでも誤りを犯してきたがそのたびに改善してきた。我々は完璧ではないし今後も完璧になることはないだろうが、完璧を目指すという点については変わらない。自分の仕事をさし置いてまで我々とともにセキュリティ上の欠点を発見し・修正し・暴いてくれた全ての人に感謝の意を表明したい。
訳者コメント:
先日報じられた Rails の XSS 脆弱性に関する 37signals の取り組みについて書かれたエントリ。企業コンプライアンスだのなんだのと大げさな事を言う前にやるべきことがある、というのがよくわかる。
あくまでも私見ではあるが今回思ったのは、問題にすべきはセキュリティうんぬんではなく、オープンソースプロダクトは容易に公(public)としての責務を負わされ、こういった悲劇が生まれるという点にあるのではないか、ということ。
フリーソフトウェア運動は「自分で何とかする」という精神が先行するのに対し、オープンソース運動はプロプライエタリなソフトと同様の需給関係、つまり作る人と使う人という依存関係が発生しがちなように思える。
先週我々は、8月の始めに見つかったセキュリティホール不正利用に関するやりとりにおいてあいまいな態度をとったことで、文字通り石炭の上を引きずり回される様な非難(drag a person over the coals)にさらされた。
問題はRuby on Railsにあることが判明した。このセキュリティホール不正利用は(自社と他社の)多くの製品に影響を与えた。本件は初期の調査が済んだ後に Rails セキュリティチームが引き受け、最初の報告があがってきてから数日のうちに根本原因に対するパッチが適用された。
修正は即座に行われたのに、コミュニケーションが不完全だった
問題は我々が終始、任務遂行の際のコミュニケーションに関して駄目駄目だった点にあった。我々は最初に脆弱性を報告してくれた人物とのコミュニケーションを怠り、社内でも怠り、公の場でも怠っていた。
完璧なセキュリティとは動きまわる標的のようなものだ。新たなセキュリティホール不正利用とそれに対するセキュリティ保護方法の発見は長い時間をかけて現れてくる。それらはOS上で、ブラウザ上で、フレームワーク上で、組み込みシステム上で、商用ソフト上で発生する。ソフトウェア産業に携わる者なら誰であれ、時々こういった問題に対処する必要が出てくる。重要なのは、問題をきちんと把握し、適切な部署に解決を委託し、問題の深刻度と優先度に応じて適切に対処し、関係者全員で包み隠さず連絡をとりあうことだ。誰かがセキュリティに関する問題を報告する時、彼らは解決の助けになりたいという意図のもと、報告してくれる。この点を忘れないことが我々にとって重要なことだ。
改善にむけて
なんでこうなったかを徹底的に吟味した後、我々はセキュリティ報告の取り扱いに関する社内プロセスの再検討を開始した。これはまだ始まったばかりの長期プロジェクトだ。短期で達成出来そうなものの中に、37signals.com のセキュリティ関連ページにおいていかにしてみんなとコミュニケーションをとるか、という再検証作業があった。
(時々こうするのが健康に良いことだというのは明らかなので)顏をぱちぱち叩いて目を覚ましてみると、使っている文言がよろしくないのだということがはっきりした。我々は、こんなもんだろう、という先入観にとらわれていたようだ。言葉足らずなものが何行かあった。こんなページにしようなどとは誰も思ってもいなかったのに、変えようというところまでは誰も気が回らなかった。今こそ刷新の時だ。
古いバージョン
「重要なデータを失う事は絶対にありません」「データが危険にさらされる事はありえません」「いつでもデータにアクセス出来ます」といったセリフは言うは易しだが、「絶対に」「ありえない」「いつでも」なんてのはセキュリティの世界ではありえない。何10億ドルもするセキュリティシステムが組み込まれた政府・銀行のコンピュータでさえ危険にさらされる可能性はあるのだ。誇大広告という手もありなんだろうが、我々はそうするつもりはない。
我々が約束出来るのは、我々がセキュリティの問題を真剣に受け止めているという事、我々がデータの安全とセキュリティを確保する為に多額を投じているという事、我々が今後もセキュリティの促進に専念するという事だ。社内の調査体制、社外の調査体制、パッチの適用、セキュリティ研究機関の報告に基づいた実践、耳を傾ける事。これらは我々がセキュリティ確保に専念する為の手段のほんの一部だ。
以上の事を肝に銘じた上で、見出し・本文・顧客が目にするセキュリティ関連のメッセージを書き直した。以前一緒に作業を行ったことのあるセキュリティ関連会社にも助言を求めた。問題はまだ残っているが文言は改善された。これなら表に出しても良いだろう。
現行の新しいバージョン
「データを失う事は絶対にありません」の代わりに「我々はデータを保護します」と言い換えた。「危険にさらされる事はありえません」の代わりに、物理的なセキュリティについて説明した(本文は前と同じものをコピーしたのだが、前の見出しは実際のところ全然内容にそぐわないものだった)。「いつでも」の代わりに「重要システムについて冗長性を確保しました」と言い換えた。曖昧な言葉ではなく意味の通る言葉にしたので、より良いものになった。
標準のセキュリティ関連ページの更新に加えて「セキュリティに関するお客様からの声」ページを作成した。このページではセキュリティ報告の提供に関するプロセスの詳細とセキュリティ報告の取り扱いがどのように行われるかについての説明が行われている。脆弱生について報告してくれた人とセキュリティ改善に協力してくれた人の名前の一覧も加えるつもりだ。
絶え間なき前進
我々のこれまでに打った手の中には他にも、セキュリティに関する専用窓口を設けた事、セキュリティ問題の報告を行う為の特別なメールアドレス(改竄を防ぐ為に公開鍵を用いる)を作成した事、適切な人に問題報告書をまわせるようにするためにより良い社内向けプロセスを作った事、問題報告のためにより良い社外向けプロセスをシステムに実装した事などがある。
もちろん広報ページの文言を刷新することと実際のセキュリティ問題とには何の関わりもないが、いかにしてコミュニケーションを図るかということがセキュリティ問題と大いに関わりがある事は間違いない。我々はこれまでも誤りを犯してきたがそのたびに改善してきた。我々は完璧ではないし今後も完璧になることはないだろうが、完璧を目指すという点については変わらない。自分の仕事をさし置いてまで我々とともにセキュリティ上の欠点を発見し・修正し・暴いてくれた全ての人に感謝の意を表明したい。
訳者コメント:
先日報じられた Rails の XSS 脆弱性に関する 37signals の取り組みについて書かれたエントリ。企業コンプライアンスだのなんだのと大げさな事を言う前にやるべきことがある、というのがよくわかる。
あくまでも私見ではあるが今回思ったのは、問題にすべきはセキュリティうんぬんではなく、オープンソースプロダクトは容易に公(public)としての責務を負わされ、こういった悲劇が生まれるという点にあるのではないか、ということ。
フリーソフトウェア運動は「自分で何とかする」という精神が先行するのに対し、オープンソース運動はプロプライエタリなソフトと同様の需給関係、つまり作る人と使う人という依存関係が発生しがちなように思える。
2009年9月8日火曜日
[メモ] Atari ショックまだ〜?(AA略
ということで App Store なんですが、もう萎え萎えです。なにこのレッドオーシャンw
先見の明でいち早く参入された方々は尊敬するほか無いのですが、いまさら参入ってのはちょっと正気の沙汰とは思えんのです。市場規模や評価システムが当時とは全然違うとはいえ、これほどのゴミの山を目にすると引きますわ。
ちうことで html5 界隈に専念します。
先見の明でいち早く参入された方々は尊敬するほか無いのですが、いまさら参入ってのはちょっと正気の沙汰とは思えんのです。市場規模や評価システムが当時とは全然違うとはいえ、これほどのゴミの山を目にすると引きますわ。
ちうことで html5 界隈に専念します。
2009年9月4日金曜日
[メモ] 恥を知れ
町村氏、自民総裁選出馬に含み 首相指名で「麻生」に反発広がる
世界同時不況の嵐に耐え、漢字が読めないだの庶民感覚がどうのと言った下らないマスコミの揶揄に耐え、ひたすら国民の生活のために泥を被り続けてきた麻生総理を戦犯扱いする奴らに「次」など無いと知れ。
一部の天下り官僚にのみ目を奪われ、国民のために身をすり減らして働いている官僚の尽力を忘れ、目先の餌につられて民主党に票を投じた愚民も同じことだ。まだ一縷の望みはあるが、そこに全てを注ぎ込まないと「次」は消える。この国ごと。
世界同時不況の嵐に耐え、漢字が読めないだの庶民感覚がどうのと言った下らないマスコミの揶揄に耐え、ひたすら国民の生活のために泥を被り続けてきた麻生総理を戦犯扱いする奴らに「次」など無いと知れ。
一部の天下り官僚にのみ目を奪われ、国民のために身をすり減らして働いている官僚の尽力を忘れ、目先の餌につられて民主党に票を投じた愚民も同じことだ。まだ一縷の望みはあるが、そこに全てを注ぎ込まないと「次」は消える。この国ごと。
武部勤元幹事長が「麻生とは書けない。恥の上塗りだ」と語った。比例でようやく首のつながった奴が何をぬかすか。あんたの息子の行状に眼をつぶって来た者もこれで考えを変えるだろうよ。
[メモ] 諸君、私は政争が好きだ
やっとわかった。彼にとって政権交代なんてどうでもいいことだったのだ。目的なんてハナから無かったのだ。
彼の欲するものはただひとつ。阿鼻叫喚の政争交響楽だけなのだ
16年前に国民全員が気付いて然るべきことだった。
悪い事は言わない、民主党の諸君はすみやかに彼を切り離し、検察に引き渡すべきだ。諸君が日本を混迷から救い民主主義史において栄誉ある位置を占めんとするならば、もはやこれ以外に方法はない。それとも戦犯の孫はやはり戦犯という汚名を進んで受けるおつもりか?
追記:
人権擁護法案の成立が現実的になってきた以上、もはや「わたしヘタレですからw」などと逃げを打つわけにはいかなくなった。座して死を待つほど達観しておりませんのでね、私は。
敵を明確にする事ではじめて味方が見えてくる。少なくとも私の立位置だけは明確にしておく必要があるだろう。
「目的のためなら手段を選ぶな 君主論の初歩だそうだがそんなことは知らないね
いいかなお嬢さん 貴方はかりにも一反撃戦力の指揮者ならば知っておくべきだ
世の中には手段の為ならば目的を選ばないという様などうしようもない連中も確実に存在するのだ」
彼の欲するものはただひとつ。阿鼻叫喚の政争交響楽だけなのだ
「彼」はいったよ
「政争の歓喜を無限に味わうために 次の政争のために 次の次の政争のために」
一介の在日風情が・・・まるで魔界の軍団長の様な口ぶりで
16年前に国民全員が気付いて然るべきことだった。
悪い事は言わない、民主党の諸君はすみやかに彼を切り離し、検察に引き渡すべきだ。諸君が日本を混迷から救い民主主義史において栄誉ある位置を占めんとするならば、もはやこれ以外に方法はない。それとも戦犯の孫はやはり戦犯という汚名を進んで受けるおつもりか?
追記:
人権擁護法案の成立が現実的になってきた以上、もはや「わたしヘタレですからw」などと逃げを打つわけにはいかなくなった。座して死を待つほど達観しておりませんのでね、私は。
敵を明確にする事ではじめて味方が見えてくる。少なくとも私の立位置だけは明確にしておく必要があるだろう。
2009年9月1日火曜日
[メモ] John Gruber が格好良すぎる件
[DARING FIREBALL] Samsung Application Store
John Gruber の反応はたった一言
John Gruber の反応はたった一言
成功すると良いね(棒読み)「まぁせいぜい頑張れやw」と訳すほうが適切かな。彼の目利きの確かさはこういったコントラストの高さにもあらわれている。
ラベル:
John Gruber,
メモ
[メモ, 民主党] けものみち
時事ドットコム:09年度補正予算を執行停止へ=概算要求も見直し−民主
これって何かに似てるなとしばらく考えていたら思い当たった。これはライオンの子殺しなのだ。
ライオンの世界ではボスの入れ替わりが発生した場合、新ボスの第一の仕事は旧ボスの子供を根絶やしにする事だ。「かわいそう」という声が上がりそうだが、ライオンに限らず多くのけものにとってこの行為は至極当たり前の事だ。ボスにとって大切なのは「種の繁栄」ではなく「自分の遺伝子を残す事」であり、その障害になるものは排除するのが当然だからだ。
どうやら新ボスである民主党はこのライオン流で進むようで、旧ボス自民党の子供である補正予算は根絶やしにすると表明した。この補正予算を織り込んで雇傭の拡大を目指していた中小企業などは、採用計画を全て白紙に戻す事になるだろう。既に内定が出ている人がいたとして、これによりその人が内定取消しになっても「かわいそう」と言ってはならんわけだ。民主党にとって大事なのは景気回復ではなく自らの遺伝子たる政策の遂行なのだから。
ということで、民主党は看板を「友愛」から「けものみち」へときちんと変更しておくこと。さもないと羊頭狗肉だってJAROにチクっちゃうよ。
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